米議会、トランプ政権の予算削減が小惑星監視に与える影響を懸念
米議員らは、トランプ政権のNASA予算削減計画が危険な小惑星の追跡能力を損なうと懸念を示している。
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5月15日(木)、アメリカ下院の科学・宇宙・技術委員会は科学者らとともに「地球に衝突する可能性のある危険な小惑星をNASAはどう対処するのか」というテーマで公聴会を開催した。これは、最近注目を集めた小惑星「2024 YR4」が地球に衝突する可能性が取り沙汰されたことを背景に、非常にタイムリーな議題となった。
会議では、NASAが計画している「地球近傍天体(NEO)サーベイヤー」ミッションに多くの関心が集まり、このプロジェクトが今後の小惑星検出能力を飛躍的に高めると期待されている。一方で、議員たちはトランプ政権が来年度のNASA予算を24%削減する意向を示していることに強い懸念を表明した。
議員たちは、宇宙からの潜在的脅威への備えが国家安全保障にも関わる重要な問題であると指摘し、NASAの観測能力を維持・強化するための十分な予算確保を求めている。
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