地球の大陸が前例のない速さで乾燥していることが衛星データで明らかに

地球は前例のない速さで新鮮な水を失っていることが、20年以上にわたる衛星データから明らかになりました。NASAのGRACE双子衛星とその後継ミッションから得られた測定結果によると、2002年以降、水源の喪失が年々増加しており、その面積はカリフォルニア州の2倍に達しています。水の喪失は、湖や河川などの表面貯水池や、世界中で飲料水源として重要な役割を果たす地下水層からのものです。特に影響を受けている地域は、北アメリカの西海岸、南西部、中央アメリカ、中東、東南アジアに広がっており、これらの地域では深刻な乾燥が進行しています。