CISPE、ブロードコムによるVMware買収に対しEUで法的苦情を提出
CISPEは、欧州委員会のブロードコムによるVMware買収承認決定に対し、法的苦情を提出し、買収決定の取り消しを求めています。
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クラウドインフラサービスプロバイダーの団体CISPE(Cloud Infrastructure Service Providers in Europe)は、2023年7月に欧州委員会が承認したブロードコムによるVMwareの買収に対し、正式に法的苦情を提出しました。
CISPEは、欧州委員会の決定に異議を唱え、買収承認の取り消しを求めています。CISPEは、欧州のクラウドインフラプロバイダーを代表する団体であり、最近ではMicrosoftの不公平なクラウドライセンス料金についても苦情を申し立てたことで注目されています。
ブロードコムによるVMware買収については、2023年7月に欧州で承認されましたが、CISPEはその競争に対する影響や市場への懸念を訴えており、これに対して欧州委員会はすでに2回の警告を出しています。
CISPEは、ブロードコムの買収がクラウド市場の競争環境に悪影響を及ぼす可能性があるとして、再度その決定を取り消すよう欧州委員会に求めています。