マイクロソフト、9年越しの要望に応え「Windows Subsystem for Linux」をオープンソース化
マイクロソフトは、2016年の導入以来多くの改良を重ねてきたWSLをほぼ完全にオープンソース化し、9年間続いた最初のGitHub要望を正式に終了した
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マイクロソフトが2016年にWindows 10のアニバーサリーアップデートで導入した「Windows Subsystem for Linux(WSL)」は、Windows内でLinuxのコマンドラインやアプリケーションを利用できる重要なツールとして、開発者やパワーユーザーに支持されてきました。
それ以来、マイクロソフトはWSLの性能向上、インストールと使用の簡便化、GPUやオーディオサポートなどの機能追加を着実に進めてきました。そして本日、Build開発者カンファレンスの一環として、WSLのほぼ全てのコードをオープンソース化すると発表。2016年に新プロジェクトとして立ち上がったWSLのGitHub上の最初の課題を正式にクローズしました。
マイクロソフトのシニアソフトウェアエンジニア、ピエール・ブーレイ氏はブログで、「WSLはコミュニティなしには今日の姿にはなれなかった。ソースコードにアクセスできない状態でも多大な貢献をしてくれたことを見てきた。これからはコミュニティが直接コードに貢献できるため、WSLの進化がますます楽しみだ」と述べています。
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