Google、I/O前に強化されたGemini 2.5 Pro AIモデルを発表
Googleは、コーディングとウェブアプリ開発能力を大幅に向上させたGemini 2.5 Pro Preview(I/Oエディション)をI/Oカンファレンス前に公開した。
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Googleは火曜日、主力AIモデルであるGemini 2.5 Proのアップデート版「Gemini 2.5 Pro Preview(I/Oエディション)」のリリースを発表した。同社によると、このモデルは複数の主要ベンチマークでトップの性能を記録している。Gemini API、Vertex AI、AI Studioプラットフォームを通じて利用可能で、価格は従来のGemini 2.5 Proモデルと同じ。ウェブおよびモバイル向けのGeminiチャットボットアプリでも使用できる。
このリリースは、Googleの年次開発者会議I/Oを控えたタイミングで行われ(そのため「I/Oエディション」の名称が付けられた)、会議では多数のモデルやAI搭載ツール、プラットフォームの発表が予想されている。Googleによると、Gemini 2.5 Pro Preview(I/Oエディション)は、コーディングやインタラクティブなウェブアプリ開発の能力が「大幅に」向上。コード変換(特定の目標を達成するためのコード変更)やコード編集のタスクでも優れた性能を発揮する。
さらに、このモデルは、美的かつ機能的なウェブアプリ作成能力を測定するWebDev Arena Leaderboardで首位を獲得。マルチモーダル大規模言語モデルのビデオ分析能力を評価するVideoMMEベンチマークでは84.8%のスコアを達成した。
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