OpenAI、Amazon Web Servicesと380億ドル規模のAIコンピュート契約を締結

OpenAIは月曜日、Amazon Web Services（AWS）からクラウドサービスを購入するための7年間、380億ドル規模の契約を締結したと発表した。この契約は、先週実施されたOpenAIの構造改革後、Microsoftからの運営・財務上の自由度を高めた初の大規模コンピューティング契約となる。

この合意により、OpenAIは数十万台のNvidiaグラフィックスプロセッサを活用してAIモデルの学習や運用を行うことが可能になる。OpenAIのCEO、サム・アルトマン氏は声明で「最先端AIのスケーリングには、大規模で信頼性の高いコンピュートが必要です。AWSとのパートナーシップは、この次世代のAIを支える広範なコンピュートエコシステムを強化し、先進的なAIをすべての人に届けます」と述べた。

報道によれば、OpenAIは直ちにAWSのコンピュートリソースを使用開始する予定で、計画された全容量は2026年末までに稼働予定であり、2027年以降さらに拡張する余地もあるという。今回の契約は、OpenAIのAI開発と運用を加速させる大きな一歩となる。