スウェーデンの電力網、ランサムウェア攻撃で内部データ流出

スウェーデンの国営電力網運営会社Svenska kraftnätは、ランサムウェア攻撃とデータ漏洩を受けたことを公式に確認し、現在身代金要求に直面している。同社のウェブサイトで発表された短い声明では、「漏洩した情報の内容と影響を調査中」としている。

情報セキュリティ責任者のCem Göcgören氏によれば、「電力システム自体には影響は見られない」という。漏洩したデータ量は約280GBと報告されており、攻撃はEverestグループが行ったとされ、ロシア語圏のグループで国家支援の関与はないとみられている。Svenska kraftnätはスウェーデンの電力送電システムを維持・運営する政府機関である。