IBM、最小のAIモデル「Granite 4.0 Nano」を発表 Hugging Faceで公開
IBMは、オープンソースのAI開発を推進する中で、これまでで最小のAIモデル「Granite 4.0 Nano」をHugging Face上で公開した。
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IBMは、エンタープライズ向けAI分野で透明性とオープンソース開発を重視した取り組みを加速させている。同社はクローズドモデルとは一線を画し、責任あるAIの実践とビジネス現場での活用を強調している。
今月初めにIBMは、Mamba-2とトランスフォーマーを組み合わせたハイブリッド構造を採用した「Granite 4.0」を発表し、従来の8Bモデルを上回る性能を示した。その流れを受け、同社はついにシリーズ最小となる「Granite 4.0 Nano」をリリースした。
「Granite 4.0 Nano」は、小型ながらも高い性能を発揮することが期待されており、IBMが今月初めに公開した「Micro」「Tiny」「Small」各モデルに続く展開となる。当初は年末のリリース予定だったが、10月28日の発表で前倒し公開が実現した。
すべての「Granite 4.0 Nano」モデルはApache 2.0ライセンスの下で提供され、商用利用も自由に行える。これにより、開発者や企業はより軽量でオープンなAIモデルを幅広い用途で活用することが可能になる。