セルビアの科学者、ミールワームで発泡スチロール廃棄物に挑戦
セルビアの科学者がミールワームを使って発泡スチロールを分解する実験を進め、プラスチック廃棄物削減の新たな手法として注目されている。
最新の更新
セルビアの科学者たちは、発泡スチロール廃棄物の新たな解決策としてミールワームを用いた実験を行っている。ベオグラード生物学研究所の主任研究員ラリサ・イリジン氏によると、ミールワームは包装材、断熱材、食品容器などに広く使用されている発泡スチロールを含むさまざまなプラスチックを消化できることが確認されたという。
この研究は、セルビア政府や国連開発計画(UNDP)、その他の国際的な支援団体によって支援されている。研究チームは、コウチュウ科の黄粉虫(Tenebrio molitor)の幼虫であるミールワームの通常の餌に発泡スチロールを混ぜ込み、プラスチックを食べるように「訓練」している。
イリジン氏は「ミールワームは基本的に何でも食べる習性があるが、プラスチック製品を食べるには慣れが必要だ」と述べている。この取り組みは、深刻化するプラスチック廃棄物問題に対する革新的な解決策として注目されている。
好きかもしれない
- 気候変動が米国の医薬品供給網を脅かす:ハリケーン被害で脆弱性が明らかに
- AIブームが欧州ロボティクス投資を加速、チューリッヒが先導
- ディスコード、広告エンゲージメントでユーザーに報酬を与える新通貨「オーブ」を導入
- Apple、iPhone 16eのC1モデム向け初のセキュリティアップデートをiOS 18.5でリリース
- YouTube、AIを使って未成年者のアカウントを特定し制限をかける
- WhatsApp、新しい「ログアウト」オプションを導入し、データ保持が可能に
- Figma、ソフトウェアデザインを革新する「バイブコーディング」AIを発表
- トランプ大統領、インテルに対し米国が10%の株式を取得すると発表