イリノイ州、AIによるセラピーを禁止 全米で規制拡大の動き
イリノイ州はAIを用いたメンタルヘルス治療を禁止し、AIセラピー規制を導入した全米3州目となった。
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米ワシントン・ポストの報道によると、イリノイ州は先週、人工知能(AI)を活用したメンタルヘルス・セラピーを禁止する法律を施行し、AIチャットボットの利用を規制する少数の州の一つに加わった。
新たな規制の下では、州内の有資格セラピストが治療方針の決定やクライアントとの直接的なコミュニケーションにAIを使用することは禁止される。ただし、事務作業などの補助的な用途については引き続き利用可能とされている。
また、企業がAIを用いたセラピーサービスを提供したり、チャットボットを治療ツールとして宣伝したりすることも、専門資格を持つ医療従事者が関与しない限り禁止される。今回の規制は、メンタルヘルス分野におけるAI活用の安全性や倫理性を巡る議論が高まる中での動きであり、今後他州への広がりも注目されている。
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