最高裁判所、低所得者向けブロードバンド基金の継続を認める

アメリカ合衆国最高裁判所は、低所得者向けブロードバンド支援プログラムの資金提供メカニズムが継続できるとの判断を下しました。この決定は、金曜日に発表され、議会と連邦通信委員会（FCC）が実施したプログラムが違憲であるという主張を退けました。

このプログラム、通称「ユニバーサルサービス基金（USF）」は、低所得者層、農村部の医療提供者、学校、図書館に対して通信サービスの補助金を提供するものです。USFは、FCCによって運営を委託された非営利団体であるユニバーサルサービス管理会社（USAC）によって管理されています。

しかし、消費者団体「Consumers’ Research」は、議会とFCCがプログラムの資金提供に対する権限を委任した方法が違憲であるとして訴訟を起こしました。第5巡回控訴裁判所はConsumers’ Researchの主張を支持しましたが、FCCが最高裁判所に上訴し、最高裁がこの案件を審理することになりました。