ベテランテックコラムニストがFirefoxを「死に体」と宣言

ベテランテックコラムニストのスティーブン・J・ヴォーン・ニコルズ氏は、火曜日に発表した辛辣な意見記事で、MozillaのウェブブラウザFirefoxを「死に体」と宣言しました。彼は、Mozillaが2月にプライバシーポリシーから個人データを販売しないという長年の約束を削除し、代わりに「個人情報を保護する」という弱い表現に変更したことで、ユーザーの信頼を根本的に裏切ったと主張しています。

ヴォーン・ニコルズ氏はまた、Mozillaが人気の記事保存サービスPocketや、偽のオンラインレビューを特定するFakespotを終了したこと、そして彼が「誤った方向性」と呼ぶAI戦略を追求したことを批判しました。さらに、ユーザーからの報告を引用し、FirefoxがChromeに比べて最大30％遅く、メモリを過剰に消費し、主要なウェブサイトを適切に読み込めない問題があると指摘しています。

これらの要因により、ヴォーン・ニコルズ氏はFirefoxの技術的および戦略的衰退が致命的であると結論づけ、ブラウザの将来に強い懸念を表明しました。