クアルコム、AIチップ市場に参入 ― 携帯技術を活用しNvidiaに挑戦
クアルコムは、携帯向け技術を応用した新型AIチップを投入し、Nvidia市場支配への挑戦を開始する。
最新の更新
クアルコムは、AI市場に本格参入するため、新たに開発したAIチップ「AI200」を来年、続いて2027年には「AI250」を発売する計画を発表した。両チップとも、同社のモバイル向けニューラルプロセッシング技術を基盤としている。
これらの新チップは、AIモデルの学習ではなく展開(推論)向けに設計されており、従来はスマートフォン、ノートパソコン、タブレット、通信機器向けプロセッサを主に手がけてきたクアルコムにとって、大きな戦略的転換となる。
CNBCによると、クアルコムのAIプロセッサは、同社のHexagonニューラルプロセッシングユニット(NPU)に基づいており、モバイルデバイスやノートパソコン向けチップのAI機能を支える技術を応用している。さらに、クアルコムのAIチップは最大72個をラック内で統合し、単一のコンピュータとして動作させることが可能で、NvidiaやAMDのGPUに匹敵する性能を発揮できると報じられている。
今回の発表により、クアルコムはAIチップ市場での競争力を強化し、Nvidiaへの挑戦を本格化させる狙いだ。
好きかもしれない
- 米エネルギー省、AMDと10億ドル規模のスーパーコンピュータ・AI共同開発契約を締結
- ハリケーン・メリッサ、ジャマイカ史上最強の嵐となる可能性
- iPhone Fold、Apple初の全画面デザインを採用した折りたたみ式スマホか、24MPのディスプレイ下カメラ搭載
- Epic Games、Galaxy新機発表前にSamsungと和解
- スイス、透明性とプライバシーを重視したオープンソースAIモデル『Apertus』を発表
- デル、新しいノートPCに初の企業向け専用NPUを搭載しAI性能を強化
- SpaceX、打ち上げ中止後に新Falcon 9で23基のStarlink衛星を打ち上げ
- Apple、次期iPad Proに超薄型ベゼルを採用か