英国スタートアップ、クラウド向け「ディスコネクトスイッチ」でランサムウェア対策に挑戦
英国のスタートアップFirevaultは、重要データをオフライン化する『ディスコネクトスイッチ』でランサムウェア被害のリスクを軽減する手法を提供する。
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【テクノロジー/サイバーセキュリティ】世界中で企業に脅威を与え続けるランサムウェアに対抗する手段として、英国のスタートアップFirevaultはクラウドストレージ向けに物理的な「ディスコネクトスイッチ」を導入した。このスイッチにより、重要で代替不可能なデータをオフライン環境に隔離し、ランサムウェア攻撃から守ることを狙っている。
Firevaultは「ディスコネクト・トゥ・プロテクト(切断して保護)」モデルを掲げ、企業の取締役や経営陣がデータ損失や個人責任を懸念する中で、安心感を提供すると主張している。同社はオフライン優先のVault、Storage、Platform製品を展開しており、規制や罰金の強化が進む複数の管轄で経営者の責任問題に対する備えとしても有効だと説明する。
ただし、物理的切断だけで十分かどうかは議論の余地があり、ランサムウェア対策としてこのアプローチがどの程度の効果を発揮するかは今後の検証が必要とされる。
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