インテル、Xeon主任アーキテクトのロナク・シンガル氏が退社　人材流出が続く

インテルの長年にわたりXeonプロセッサの開発を率いてきた主任アーキテクト、ロナク・シンガル氏が退社することが明らかになった。The Registerの報道によれば、シンガル氏はカーネギーメロン大学で電気工学およびコンピュータ工学の学位を取得し、CPU関連で30件以上の特許を保有している。1997年にCyrixでのインターンを経てインテルに入社して以来、約30年間にわたり同社のサーバー向けプロセッサの中心的存在として活躍してきた。

今回の退社は、インテルの経営層における入れ替わりや、AMDやArmベースのクラウド向けCPUとの競争激化の中で続く人材流出の一環と見られている。業界アナリストは「シンガル氏の退社はインテルにとって大きな痛手であり、次世代サーバー市場での競争力維持に影響を与える可能性がある」と指摘している。