大西洋の海底に巨大な「秘密の」淡水帯が発見、世界的な水不足への希望を提供

米国ケープコッド沖の大西洋海底から、初めての世界規模の研究探査により淡水サンプルが採取されました。これはニュージャージー州からメイン州まで広がる巨大な淡水帯の発見であり、3ヶ月にわたる探査は、国立科学財団と欧州海洋研究掘削コンソーシアムの支援を受けて、2500万ドルの予算で行われました。探査チームは海底から最大1,289フィート（約393メートル）まで掘り、20〜30マイル沖合の地点で淡水サンプルを採取しました。サンプルの塩分濃度は千分の1程度と低く、米国の淡水基準を満たし、さらに低い値を記録したものもあります。科学者たちは、古代の氷河融解水または現在の陸上地下水システムからの水かを調べるため、50,000リットルに近い水を収集して分析しています。国連は、今後5年以内に世界の淡水需要が供給を40％超えると予測しており、この発見は水資源問題への一筋の光をもたらす可能性があります。