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ニュージーランド、経済悪化で市民の国外流出が13年ぶりの高水準に

ニュージーランドでは経済の停滞と失業率の上昇を背景に、市民の国外流出が13年ぶりの高水準に達した。

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ニュージーランドの市民が国外へ移住する動きが加速し、過去13年で最も多い水準に達したことが明らかになった。特に移住者の3分の1以上が30歳未満で、若年層の国外流出が顕著となっている。

ニュージーランド統計局が金曜日に発表したデータによると、2025年6月までの1年間で71,800人のニュージーランド市民が国外へ移住した。前年同期の67,500人から増加しており、過去の記録である2012年2月の72,400人に迫る数値となっている。

一方、純移民数(国内に入国した外国人の数から国外に出た人の数を差し引いたもの)は減少し、人口530万人の国内への外国人移住は2024年の水準のほぼ半分にまで減少した。この傾向は経済成長の鈍化と失業率の上昇が背景にあるとみられ、政府は今後の人口動態への影響に注視している。