ビッグテックのAIデータセンター、電気料金の高騰を引き起こす

Amazon、Google、Microsoftをはじめとする大手テクノロジー企業がデータセンターを建設し、エネルギー事業に参入することで、個人や小規模事業者の電気料金が急上昇する可能性がある。

オハイオ州では、データセンターの需要により家庭の電気料金が6月から少なくとも月額15ドル上昇したと、公益事業データおよび独立系電力網モニターが報告している。また、カーネギーメロン大学とノースカロライナ州立大学の分析によると、アメリカ全体の平均電気料金は2030年までにデータセンターの成長により8%上昇する見込みで、バージニア州では最大25%の増加が予測されている。

バージニア州の規制当局は、住民が2030年までに年間で追加276ドルを支払う可能性があると見積もっている。これにより、ビッグテック企業のAIデータセンター拡大が一般家庭や中小企業に直接的なコスト負担をもたらすことが懸念されている。