xAI共同創業者のイゴール・バブシュキン氏退社、AI安全性重視のVC設立へ
xAIの共同創業者イゴール・バブシュキン氏が退社し、AI安全性と人類の発展を目的としたスタートアップ投資会社「Babuschkin Ventures」を設立した。
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【2025年8月15日】米シリコンバレーの有力AIモデル開発企業xAIの共同創業者であるイゴール・バブシュキン氏が同社を退社し、AI安全性と人類の発展に資するスタートアップへの投資を目的としたベンチャーキャピタル「Babuschkin Ventures」を立ち上げたことが明らかになった。
バブシュキン氏は2023年、イーロン・マスク氏と共にxAIを創業し、エンジニアリングチームを率いて同社を短期間でシリコンバレー有数のAIモデル開発企業へと成長させた。自身の投稿で同氏は「今日がxAIでの最後の日だ。イーロンと初めて会った日のことを今でも覚えている。AIや未来について何時間も語り合い、新しい使命を持ったAI企業が必要だと感じた」と述懐している。
今回の独立は、急速に発展するAI分野において、安全性と倫理的配慮を優先する投資活動を推進する動きの一環とみられる。業界関係者は、Babuschkin VenturesがAIの持続可能な発展を後押しする重要な役割を担う可能性があると期待している。