英国の天文学と地球物理学分野で多様性が減少、調査結果

英国の天文学と地球物理学分野では、依然として女性や人種的少数派が大きく不足しており、分野がより白人中心になっていることが、Royal Astronomical Society (RAS) の最新の人口動態調査によって明らかになりました。この調査は、これまでの数十年にわたる多様性向上の取り組みが「失敗した」と結論づけています。2023年に収集されたデータに基づいて、この調査は天文学と太陽系科学に従事する人々がこれまで以上に増加していることを示していますが、地球物理学のコミュニティは2016年以降縮小していることがわかります。RASが取得した大学の入学データによると、2022年に天文学と地球物理学の学部課程を始めた学生の約80%が白人で、これは英国全体の白人の割合である83%にわずかに下回る数字です。