AMD、2025年AIイベントでMI355Xを発表、AI APU開発は一時停止
AMDは2025年のAdvancing AIイベントで新しいMI355X AI GPUを発表。同時にAI APU開発の一時停止を明らかにした。
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AMDは2025年のAdvancing AIイベントで、最新のCDNA 4アーキテクチャ・ベースに基づく新型AI GPUシリーズ「MI350」を発表した。特に注目されるMI355Xは、ラックスケールでの大規模利用を想定した高性能液体冷却型で、同時に128個のGPUをラック内で連携させることが可能です。
MI355Xは288GBのHBM3Eメモリーを搭載し、8TB/sのメモリーバンドを実現。訓練と推論の両方面で高いスループットを発揮します。AMDによると、前世代機と比べてAI計算能力が4倍、推論性能は35倍と大幅な向上を実現したとのことです。
このGPUの特徴はFP6やFP4などの推論性能向けのデータ型の対応にも表れており、少ない電力で高性能なAI推論が可能です。
一方でAMDは、当面のAI APU開発を一時停止することを明らかにし、現在はGPUによるラックスケールでの汎用性を重視する方針を示しています。
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