FTC提案、政治的内容に基づく広告ボイコットを禁止か　XやTruth Socialに有利に

連邦取引委員会（FTC）は、広告代理店が政治的内容を理由にプラットフォームの広告をボイコットすることを禁止する合併条件を提案していると報じられています。この動きは、イーロン・マスクのSNS「X」やトランプ前大統領の「Truth Social」に有利に働く可能性があります。

FTCはオムニコムグループとインターパブリックグループという二大広告代理店の合併を審査しており、ニューヨーク・タイムズによると、提案された同意命令は「政治的内容を理由にクライアントの広告を配置しないことでプラットフォームをボイコットすることを禁止する」とされています。

この提案は、保守派の反発を招いている広告ボイコットを抑制するための複数の施策の一環とされます。FTCは現在、トランプ前大統領が民主党員を解任し、共和党員のみで構成されており、この解任は違法だとする訴訟も起きています。また、トランプ氏はFTCなど独立機関に対し広範な行政権限を宣言しています。