Google、Chromeの管理者権限を廃止し、悪意ある拡張機能に対抗
GoogleがChromeのデフォルトの管理者権限を廃止する更新を導入し、悪意ある拡張機能やウェブサイトからの保護を強化。
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Googleは、Chromeブラウザのデフォルトの管理者権限を廃止する更新を導入し、悪意ある拡張機能や疑わしいウェブサイトによる脅威を軽減する取り組みを進めている。この変更は、Microsoftのプリンシパルソフトウェアエンジニアであるステファン・スモレン氏が5月初旬にChromiumのソースコードに提出したコミットに基づいている。
スモレン氏は、この更新が2019年頃にMicrosoft Edgeで実施された変更を基にしており、Chromeが分割/リンクされたトークンの管理者権限部分で実行される場合に自動的に権限を下げると説明。「この変更は、ブラウザが管理者権限で起動された際に1回自動的に再起動を試み、失敗した場合は現在の動作(管理者として起動を試みる)にフォールバックする」とコミットで述べている。
これにより、Windows上の将来のChromeバージョンはデフォルトで管理者権限なしで動作する可能性が高く、ユーザーは悪意あるアドオン、拡張機能、リスクのあるウェブサイト、その他の潜在的な脅威からより強力に保護されることが期待される。この更新は、ブラウザのセキュリティ向上に向けた重要な一歩として注目されている。
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