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Android AutoにGemini AIが導入、メディアコントロールには戸惑いの声も

GoogleはAndroid AutoにAIアシスタント「Gemini」を導入したが、メディア操作の仕様変更には一部ユーザーの不満も出ている

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Googleは、車載向けプラットフォーム「Android Auto」に大幅なアップデートを行い、新たにAIアシスタント「Gemini」を導入したことを発表した。しかし、同時に実施されたメディアコントロールの仕様変更には、ユーザーから戸惑いの声も上がっている。

Geminiは、会話型の音声プロンプトを可能にするAIで、すでにスマートウォッチやテレビへの対応が進んでいたが、今回ついに車載環境にも拡大された。これにより、運転中でも自然な対話で目的地の検索やメッセージの送信が可能になるなど、利便性が大幅に向上している。

現在、ベータテストプログラムを通じて提供されているソフトウェアバージョン14.4では、Android Autoのインターフェース「Coolwalkスクリーン」にいくつかの微調整が加えられた。Coolwalkは複数のアプリを同時に表示・操作できる機能で、対応車両の中枢的存在となっている。

一方で、メディアコントロールのレイアウトや操作性に変更が加えられたことで、一部のユーザーからは「使いづらくなった」との声も出ており、今後のフィードバックを受けた改善が期待されている。Googleは引き続き、ユーザー体験の向上に向けた取り組みを進めていくとしている。