Nextcloud、GoogleがAndroidアプリの権限取り消しで機能妨害と非難
Nextcloudは、GoogleがAndroid Filesアプリの「全ファイルアクセス」権限を取り消したことで、82万4千人のユーザーの機能が制限され、代替手段に頼らざるを得なくなったと非難しています。
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オープンソースのクラウドストレージプラットフォームであるNextcloudは、Googleが同社のAndroid Filesアプリに対して不当な措置を取ったと非難しています。問題の中心は、Google PlayストアがNextcloudのアプリから「全ファイルアクセス」権限を取り消したことで、これにより82万4千人のユーザーが利用するファイル同期ツールの機能が大幅に制限されたとされています。Nextcloudは、この権限が2016年のアプリ開始以来許可されており、Googleからセキュリティ上の懸念が指摘されたことは一度もなかったと主張しています。
しかし、2024年に状況が一変しました。Google Playストア側が、理由を明確にせずこの権限を取り消し、Nextcloudに対して「よりプライバシーに配慮した代替手段」を使用するよう指示したのです。Nextcloudによると、提案された代替手段であるSAF(Storage Access Framework)は他のアプリとのファイル共有を目的としたもので、同期機能には適さず、MediaStore APIもメディアファイルに限定されるため、他のファイルへのアクセスができないと説明しています。
この措置により、NextcloudのAndroid Filesアプリは従来の機能を提供できなくなり、ユーザーの利便性が損なわれていると同社は訴えています。Nextcloudは、Googleの行動がアプリの競争力を意図的に下げるものだと見ており、さらなる対抗策を検討していると報じられています。
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