グーグル、Chromeでの詐欺対策にAIを活用
グーグルは、Chromeに人工知能を導入し、オンライン詐欺対策を強化、特にGemini Nanoを活用してリスクのあるウェブサイトをリアルタイムで検知。
最新の更新
グーグルは本日、検索プロダクトに人工知能(AI)を組み込み、オンライン詐欺に対抗する新たな取り組みの詳細を発表した。
デスクトップ版Chromeでは、「強化された保護モード」での安全なブラウジングがさらに進化。デバイス上で動作する大規模言語モデル「Gemini Nano」を導入し、これまでに見られなかった詐欺サイトであっても、ユーザーに即座にリスク情報を提供する。グーグルによると、Gemini Nanoはウェブサイトの複雑で多様な性質を迅速に分析し、新たな詐欺の手口にも素早く適応可能だ。現在はリモート技術サポート詐欺からユーザーを保護するために使用されているが、将来的には他の種類の詐欺にも対応を拡大する予定だ。
また、Android版Chromeでは、AIを活用してスパムや誤解を招く通知に対する警告を提供し、ユーザーに通知の解除を促している。この機能は現時点ではデスクトップ版やiOSデバイスでは利用できないが、グーグルは将来的に拡大を検討している。
グーグルのAIを活用したこれらの取り組みは、ユーザーのオンライン体験をより安全にするための重要な一歩となりそうだ。
好きかもしれない
- インスタカートCEOフィジ・シモ、OpenAIのアプリケーション部門CEOに就任
- マイクロソフトエンジニアがWindows 11風Linuxディストリビューション「AnduinOS」の開発者と判明
- AWS、AI駆動型IDE「Kiro」を発表:「Vibeコーディング」の課題に挑戦
- Signal、MicrosoftのRecall機能によるプライバシー問題を批判、回避策を実装
- Apple、新型40W〜60W充電器を発表 小型ながら大幅パワーアップ
- NASAのデータが示す、地球温暖化にも関わらず南極の氷が増加
- Apple、Appleアカウントカードをさらに多くの国で利用可能に
- 'Call of Duty' 開発元、チート開発者に対する訴訟で勝訴